宅建の学習アプリ比較

通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を勉強に変えられるのが、学習アプリの強みです。ただ、宅建のアプリは数が多く、無料で使える範囲や内容はアプリごとに大きく違います。この記事では、アプリでできること、選ぶときのポイント、主なアプリの料金と内容、テキストとの組み合わせ方をまとめます。順位は付けていません。
学習アプリでできること
- 過去問・一問一答の演習:4択の過去問や○×の一問一答を、1問ずつ解いてすぐに解説を確認できます。
- 間違えた問題の復習:間違えた問題やチェックした問題だけを集めて解き直す機能を持つアプリが多くあります。
- 講義動画の視聴:通信講座のアプリでは、講義動画をダウンロードして通信量を気にせず見られるものもあります。
- 暗記の確認:重要な数字や用語を、フラッシュカードや穴埋め形式で確認できるアプリもあります。
- 学習記録:正答率や学習時間を科目別に表示し、苦手な分野を見つけやすくします。
一方で、民法などをゼロから理解するには、アプリだけでは説明が足りないこともあります。アプリは、テキストや講義で学んだ知識を確認・定着させる道具として使うのが基本です。
アプリを選ぶポイント
- 無料で使える範囲:全問題が無料で広告が表示されるもの、一部の問題だけ無料で残りは課金が必要なもの、書籍の購入者だけが使えるものなど、仕組みはさまざまです。
- 法改正への対応と更新日:ストアの「バージョン履歴」で、最近アップデートされているかを確認しましょう。説明文に何年度の試験向けか、法改正に対応しているかが書かれているアプリもあります。
- 解説の詳しさ:正解だけでなく、誤りの選択肢の理由まで解説があるかを、無料の範囲で確かめます。
- 使っているテキストとの相性:同じ出版社のアプリなら、テキストの該当ページに戻りやすくなります。
- 対応OSと機種変更:iPhone・Androidの両方に対応しているか、学習記録を引き継げるかも確認しておくと安心です。
主な宅建学習アプリの比較
App StoreとGoogle Playで確認できた主なアプリを、提供元のタイプ別にまとめました。表の順番は評価の順位ではありません。
予備校・通信講座の公式アプリ
| アプリ名(提供元) | 料金(税込) | 主な内容 | 対応OS |
|---|---|---|---|
| STUDYingアプリ(KIYOラーニング) | アプリは無料。宅建士講座は2027年度合格目標で14,960円〜29,800円(コンプリートの冊子付版は10月31日まで26,500円) | 講座の講義動画(ダウンロード再生・倍速再生)と問題集。講座の受講者向け。無料登録で初回講座を試せる | iOS・Android |
| 宅建攻略クエスト(資格スクエア) | 無料で令和3年度(2回分)と令和4年度の3回分。全科目(平成25〜令和7年度)は4,000円、科目別は500〜2,000円 | 選択肢を「○」「×」「?」で答える過去問演習、ミニテスト、講義の視聴 | iOS・Android |
| 宅建合格アプリ(KENビジネススクール) | 無料(App Storeにアプリ内課金の表示なし) | 過去13年分の過去問を科目別・ランダムで出題。講師への質問機能 | iOS・Android |
書籍と連動したアプリ
| アプリ名(提供元) | 料金(税込) | 主な内容 | 対応OS |
|---|---|---|---|
| タテスタ宅建士(GUENOCROSS) | ダウンロード無料。2026年度版の「テキスト&論点別全問題」4,980円、「過去問全問題」2,580円(アプリ内課金) | TAC出版『みんなが欲しかった!』シリーズの教科書・論点別問題集・12年過去問題集をもとにしたコンテンツ。重要数字のフラッシュカード | iOS・Android |
| 合格のトリセツ 問題集の付属アプリ(LEC) | 書籍の購入者は無料 | 2027年版の厳選分野別過去問題集・頻出一問一答式過去問題集の全問を収録。利用開始は2026年12月1日、登録期限は2027年10月17日、利用期間は登録から11か月 | iOS・Android(PC・タブレットでも利用可) |
独立系の過去問・一問一答アプリ
| アプリ名(提供元) | 料金(税込) | 主な内容 | 対応OS |
|---|---|---|---|
| 宅建 過去問 2026 – 独学TODAY(Trips) | 全問題と解説を無料で利用可(広告あり)。広告非表示プラン500円、講義動画などが付くプラン1,500円 | 一問一答・分野別4択・10年分の過去問で計3,484問、全問に解説 | iOS・Android |
| 宅建 過去問(解説と模試つき)(SOCIAL NOTE) | 無料(通常の広告は非表示。AI機能の利用時に広告が表示される)。月パス100円・年パス500円・永久パス900円。広告なしの「完全版」はiOS 900円、Android 370円 | 解説付きの過去問、模擬試験、ランダム10問テスト、過去問検索 | iOS・Android |
| 「宅建士」過去問題《受験用》(TK office) | iOSは無料+「問題アンロック」1,200円。Androidは1,200円の有料アプリ | 4択の過去問題、一問一答形式の正誤問題、虫食い式の暗記ノート | iPhone・Android |
| 宅建士 秒トレ(GINOAPPS) | 無料。全問題アンロック1,480円、分野別は各240円 | 過去問の出題傾向から作った空欄形式の要点学習、忘却曲線にもとづく復習出題 | iOS・Android |
過去問を掲載しているアプリでも、全問題を無料で解けるもの、一部の年度だけ無料のもの、購入が必要なものがあります。また、法改正に合わせて問題を一部変更・削除していると説明しているアプリもあります。無料の範囲で解説の書き方や操作性を試してから、課金するかを決めましょう。
当サイトでも、ブラウザで使える無料の一問一答を用意しています。アプリのインストールや会員登録をしなくても、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他の科目別に、○×でその場で解けます(宅建業法・権利関係など)。
アプリとテキストの組み合わせ方
- 机ではテキストと問題集、移動中はアプリ:まとまった時間はテキストで理解する時間に、スキマ時間はアプリで問題を解く時間に分けます。
- テキストで読んだ範囲をアプリで解く:その日に読んだ分野の一問一答をアプリで解くと、知識が定着しやすくなります。
- アプリで間違えたらテキストで確認:解説を読んでもわからない問題は、テキストの該当ページに戻って確認し、印を付けておきます。
- 直前期は苦手分野と数字の暗記に絞る:間違えた問題だけを出題する機能や、重要数字のカードを使って総復習します。
- 本番形式の練習は紙でも行う:本試験は会場で2時間(5問免除の方は1時間50分)の筆記試験です(不動産適正取引推進機構)。夏以降は年度別の過去問を紙で2時間通して解く練習もしておきましょう。
テキストの選び方は宅建テキストのおすすめと選び方、問題集は宅建の問題集おすすめと選び方で紹介しています。
あわせて読みたい記事
よくある質問
アプリだけで宅建に合格できますか?
アプリは問題演習や暗記の確認に向いていますが、権利関係などは仕組みを理解しないと応用問題に対応しにくくなります。テキストや講義で理解し、アプリで繰り返し確認する組み合わせがおすすめです。
無料アプリと有料アプリはどちらがいいですか?
無料でも全問題を解けるアプリがある一方、広告の非表示や講義動画、収録年度の追加は有料のことが多いです。まず無料の範囲で解説の詳しさや使いやすさを試し、毎日使うと決めたものだけ課金を検討するとむだがありません。
まとめ
- 宅建のアプリは、予備校の公式アプリ、書籍と連動したアプリ、独立系の過去問アプリに分けられます。
- 無料で使える範囲や課金の金額はアプリごとに大きく違うため、ストアのページで確認してから選びましょう。
- アプリはスキマ時間の演習用、テキストは理解用と役割を分けて使うのが効果的です。


