宅建の勉強時間と1年間の学習スケジュール

「宅建に合格するには、どのくらい勉強すればいいの?」これから勉強を始める方が最初に気になるのが、勉強時間です。この記事では、予備校各社が公表している勉強時間の目安と、科目ごとの配分、1年間の学習スケジュール例を紹介します。
合格に必要な勉強時間の目安
予備校各社の公表値をまとめると、初めて受験する方は300〜400時間がひとつの目安です。
| 出典 | 公表している目安 |
|---|---|
| ユーキャン | 初めて受験する人は最低300時間以上。法律・不動産の知識がまったくない人の独学は500時間ほど。通信講座・予備校を利用する人は300〜400時間 |
| アガルートアカデミー | 初めて受験する人は300〜400時間。独学ではこれより増える可能性がある |
| スタディング | 全体の目安は200〜300時間、初学者は総300時間 |
初学者
法律の勉強がはじめての方は、300〜400時間を見込んでおくと安心です。独学で進める場合は、教材選びや分からないところを調べる時間がかかるため、さらに多めに見ておきましょう。
法律の学習経験がある人
法律系資格の受験経験がある方や、不動産業界で働いている方は、300〜350時間が目安とされています(ユーキャン)。民法や業界用語になじみがある分、理解にかかる時間を短くできます。
科目別の時間配分
宅建試験は50問で、近年は次の構成で出題されています。勉強時間は、出題数が多く得点しやすい宅建業法に多めに配分するのが基本です。
| 科目 | 出題数 | 300時間の場合の配分例 |
|---|---|---|
| 宅建業法 | 20問 | 120時間(40%) |
| 権利関係(民法など) | 14問 | 90時間(30%) |
| 法令上の制限 | 8問 | 50時間(17%) |
| 税・その他(5問免除の範囲を含む) | 8問 | 40時間(13%) |
権利関係は出題範囲が広く、勉強時間をかけても点数が伸びにくい科目です。深追いしすぎず、宅建業法で確実に得点できる状態を先に作りましょう。
1年間の学習スケジュール例
12月に勉強を始め、翌年10月の試験を受ける場合のスケジュール例です。総学習時間は約350時間、平日1時間・休日2〜3時間ほどのペースを想定しています。
| 時期 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 12〜2月 | 宅建業法のインプットと一問一答 | 約100時間 |
| 3〜5月 | 権利関係のインプット。宅建業法の過去問 | 約100時間 |
| 6〜7月 | 法令上の制限・税その他のインプット。数字の暗記 | 約60時間 |
| 8〜9月 | 分野別→年度別の過去問。苦手分野の補強 | 約60時間 |
| 10月(試験まで) | 模試・本番形式の演習・総仕上げ | 約30時間 |
なお、試験は「その年度の4月1日現在で施行されている法令」から出題されます(不動産適正取引推進機構「試験の概要」)。春以降に最新年度版のテキストで法改正の箇所を確認しておきましょう。
働きながら時間を確保するコツ
宅建は、働きながら合格を目指す人が多い試験です。2025年度の合格者の平均年齢は36.2歳で、職業別では不動産業33.2%、不動産業以外の会社員などを含む「他業種」27.9%、学生10.9%でした(不動産適正取引推進機構「令和7年度試験結果の概要」)。
- スキマ時間に一問一答:通勤や昼休みの10〜15分は、スマホの一問一答が向いています。
- 時間を決めて固定する:「出勤前の30分」「寝る前の30分」など、毎日同じ時間に勉強すると習慣になります。
- 休日はまとまった演習に使う:過去問を解く、間違えた問題を見直すなど、集中力が必要な作業は休日にまとめます。
- 記録をつける:勉強時間や正答率を記録すると、計画とのずれに早く気づけます。
残り期間別の進め方(6か月・3か月)
勉強を始めるのが遅くなった場合でも、1日あたりの時間を増やせば十分に間に合います。300時間を目標にした場合の目安です。
| 試験までの期間 | 1日あたりの目安 | 進め方のポイント |
|---|---|---|
| 約6か月(4月〜) | 約1.7時間 | 宅建業法→法令上の制限→権利関係の順に、過去問中心で進める |
| 約3か月(7月〜) | 約3.3時間 | 宅建業法と法令上の制限で得点を固め、権利関係は頻出論点に絞る |
期間が短いほど、すべてを完璧にするのは難しくなります。配点の大きい宅建業法を最優先にして、確実に取れる問題を増やしましょう。
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まとめ
- 初めて受験する方の勉強時間は300〜400時間が目安です。
- 時間は宅建業法に多く配分し、権利関係は深追いしすぎないのがコツです。
- 12月に始めれば、平日1時間・休日2〜3時間のペースで10月の試験に間に合います。
独学で進めるか講座を使うかで迷っている方は、宅建通信講座の比較と選び方も参考にしてください。


