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宅建通信講座の比較と選び方

独学に不安がある方や、効率よく合格を目指したい方の選択肢が通信講座です。ただ、講座の数は多く、価格も1万円台から10万円を超えるものまでさまざまです。この記事では、通信講座を選ぶときのポイントと、主な講座の比較、タイプ別の選び方をまとめます。

通信講座を使うメリット・デメリット

メリットデメリット
・カリキュラムに沿って進めるだけでよい
・講義動画で、独学ではつまずきやすい民法を理解しやすい
・法改正に対応した教材が届く
・質問できる講座なら、疑問をすぐ解決できる
・独学より費用がかかる
・自分で計画を管理する必要がある(通学ほどの強制力はない)
・講座によってサポートの手厚さに大きな差がある

通信講座を選ぶ5つのポイント

費用

2027年度向けの初学者コースは、スマホ学習中心の講座で1〜3万円台、通信専門の講座で5〜7万円台、大手予備校の総合コースで10万〜20万円程度が目安です(2026年10月確認)。教育訓練給付制度の対象講座なら、条件を満たすと受講料の20%が支給されます。

教材と講義のわかりやすさ

講義の長さ(5分程度の短い動画か、30分以上の講義か)や、紙のテキストが付くかどうかは講座ごとに違います。多くの講座が無料のお試し講義を用意しているので、申し込む前に実際に見て、自分に合うかを確かめましょう。

質問サポート

質問の回数は、無制限の講座から有料チケット制の講座まで幅があります。民法など理解に時間がかかる科目が不安な方は、質問しやすい講座を選ぶと安心です。

スマホ学習への対応

働きながら勉強する方は、通勤時間などのスキマ時間に講義を見たり問題を解いたりできるかが大切です。倍速再生や講義のダウンロード(オフライン再生)に対応しているかも確認しましょう。

合格実績・返金制度

合格率や合格者数を公表している講座は多いですが、数え方(母数)が講座ごとにまったく違います。たとえば「一定の条件を満たして受験番号を提出した受講生」や「模試で正答率70%以上だった受講生」だけを母数にしている講座もあり、全国の合格率とは単純に比べられません。返金制度やお祝い金にも、合格体験記の提出やインタビューへの出演などの条件が付くことが多いので、条件まで確認しましょう。

主な宅建通信講座の比較表

価格・形式・質問サポート

講座(主なコース)価格(税込)形式質問教育訓練給付
スタディング(スタンダード/コンプリート)19,800円〜29,800円短い動画+WEBテキスト。スマホ中心有料チケット制(コンプリートは10枚付き)記載なし
フォーサイト(バリューセット1〜3)59,800円〜69,800円(送料別。10月27日まで各6,000円引き)動画・音声のeラーニング+テキストバリューセットは無制限対象
アガルート(入門カリキュラム ライト/フル)54,780円/107,800円動画(倍速・ダウンロード対応)+デジタルブックライト10回/フル30回フルのみ対象
ユーキャン(宅地建物取引士講座)64,000円紙のテキスト6冊+動画・WEBテスト1日3問まで対象
クレアール(完全合格パーフェクトコース)64,800円(10月割引58,320円)スマホ対応のWeb通信講座無制限2027年版は未確認
LEC(パーフェクト合格フルコース・通信)148,500円(11月末まで早期割引111,380円)Web+スマホ+音声ダウンロード教えてチューターによるフォローあり給付制度用の申込枠あり(一部は後日販売開始予定)
TAC(総合本科生SPlus)200,000円(10/31までキャンペーン160,000円)教室・Web通信など質問メールあり形態により対象
日建学院(通信合格コース)41,800円(2026年度版)テキスト・問題集中心質問券あり直営校のみ等の条件あり
出典:各社公式サイト(2026年10月18日確認)。価格は2027年度合格目標のもの(日建学院は2027年度版が未公開のため2026年度版)。キャンペーンには期限があります。

各社が公表している合格実績と数え方

講座公表している実績(2025年度)数え方(母数)
スタディング合格者1,230名受講して合格体験記を提出した人数。合格率は非公表
フォーサイト合格率75.0%確認テスト等の条件を満たし受験番号を提出した受講生。監査法人による手続あり
アガルート一発合格率77.01%確認したページに算出方法の記載なし
ユーキャン過去10年で12,974名合格2015〜2024年試験、受講生アンケートの回答にもとづく
TACカリキュラム修了者の合格率81.3%(75名中61名)ミニテスト・答練・模試の条件を満たした修了者
日建学院合格者2,740名(速報値)模試のみ・教材購入者・過去受講生を除く
出典:各社公式サイト(2026年10月18日確認)。母数の定義が異なるため、数字どうしや全国の合格率(18.7%)とは単純に比較できません。

タイプ別の選び方

初学者

法律の勉強がはじめての方は、講義で基礎から説明してくれて、質問の回数に余裕がある講座が向いています。質問無制限や回数の多いコースを中心に検討しましょう。紙のテキストで勉強したい方は、教材が製本で届くかも確認してください。

再受験生

基礎はひととおり学んだ方は、過去問演習や模試が充実した講座が向いています。受験経験者向けの割引や、他校からの乗り換え割引を用意している講座もあります。去年の弱点がはっきりしている方は、単科講座で補う方法もあります。

働きながら学ぶ人

スキマ時間を活かしたい方は、1本の講義が短く、スマホだけで講義と問題演習ができる講座が便利です。費用を抑えたい方にも、スマホ学習中心の講座は選びやすい価格帯です。

申し込む前に確認したいこと

  • 対象年度:2027年度試験向けの教材・講義か(法改正への対応)
  • 割引の期限:キャンペーン価格の終了日
  • 返金・お祝い金の条件:合格体験記の提出、インタビュー出演など。教育訓練給付と併用できない制度もあります
  • 教育訓練給付の対象:同じ講座でもコースや受講形態によって対象外のことがあります。受給資格はハローワークで確認しましょう
  • 受講期間:試験日まで講義を見られるか、延長はできるか

勉強時間の目安と1年間のスケジュールは、宅建の勉強時間と1年間の学習スケジュールで紹介しています。

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まとめ

  • 2027年度向けの初学者コースは、1万円台から20万円程度まで価格に幅があります。
  • 合格率は講座ごとに数え方が違うため、数字だけで比べないようにしましょう。
  • 費用・質問サポート・スマホ対応・給付金の対象かどうかを、自分の状況に合わせて比べるのがおすすめです。